レーシックと聞いて、不安なことのひとつにあるのは「感染症」ではないでしょうか。
東京の銀座眼科でレーシック手術を受けた多くの患者が、感染性角膜炎という感染症になってしまったというニュースは記憶に新しいですね。
レーシックを考えていた人も、このニュースを聞いて躊躇されたのではないでしょうか。この恐ろしい感染症について考えてみましょう。
角膜に、細菌やウィルスなどが侵入してしまい、繁殖した状態を角膜感染症といいます。通常、私たちの角膜は、健康な状態だと異物の侵入をシャットアウトする構造になっているので、めったに感染症にかかることはありません。
しかし、角膜を覆っている角膜上皮に傷が付いてしまうと、その傷口から細菌やウィルスが侵入してしまい、いろんな症状を引き起こす原因になります。
レーシックでは、角膜上皮を薄く切開しフラップを作って、エキシマレーザーで屈折矯正を行いますが、この角膜上皮を切開することで、感染症にかかりやすくなるのです。
特に、マイクロケラトームという器具を使って、角膜を切開する方法のレーシックだと、手術後にフラップがずれてしまったり、この器具の刃がしっかりと滅菌消毒されていなかったりすることで、感染症のリスクが高くなることがあります。
イントラレーシックの場合は、フラップを作る時も器具ではなく、レーザーを用いるので、安全面でより優れていると言えます。
感染症にかかってしまうと、眼の痛みなど、他にもいろいろな症状が発生します。
感染症の症状は、下記のようなものがあります。
こういった症状があるときは、すぐにクリニックで治療する必要があります。
放置しておくと症状が悪化するだけでなく、最悪の場合、失明する恐れもありますので、非常に危険です。
レーシックを受ける前には、必ず適応検査を受ける必要があります。
検査で自分の眼や角膜の状態を確認し、手術で合併症が起こるリスクなどを知りましょう。この適応検査がずさんなクリニックは、注意が必要です。
レーシック手術前に、眼に抗菌点眼を行います。それによって感染症のリスクを最小限に抑えることが出来ます。
レーシックは通常、手術の翌日に健診の必要があります。さらに1週間後、1ヵ月後などの定期検診もありますので、感染症予防のためにも必ず受診しましょう。
レーシック手術は、プロの眼科専門医が、最新の注意を払って衛生管理を行っているので、感染症が起こる可能性は大変低いですが、不安に感じることがあれば、事前にクリニックで確認を取ることが必要です。